新人看護師でも企業に転職したい!

看護師の『看護師・病院じゃない』選択肢

退職と転職活動、どっちが先?

みなさん、こんにちは。むぎです。

今回は、看護師においては『退職と転職活動どちらを先にすべきか』についてお話ししたいと思います。

 

転職を考えている看護師の皆さんの中にも、退職が先の方がいいのか、転職活動が先の方がいいのか悩んでいる方は多いと思います。

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ずばり、私個人の意見では 転職先が決まってから退職」 をお勧めします!

 

というのも、私自身は退職を先にしましたが後悔しているからです…

私は1年1ヶ月で新卒入職した病院を辞めました。入職して半年経過した頃から「看護師を辞めたい」と強く思うようになり、転職活動を開始しました。

具体的には、転職サイト・転職エージェントに登録し、情報収集を行ったり面談を受けたりしていました。しかし新人ということもあり、転職活動に割ける時間と心の余裕がなく、思うように転職活動が捗りませんでした。

そこで登録していた転職エージェントの担当者と話し合い、
「退職してけじめをつけてから、転職活動に集中する」
という結論に至りました。

無事退職し、転職活動をスタートしました。書類選考を通過し、いくつか面接するうちにあることに気がつきました。それは
面接官は、「休職者は在職中に転職活動を行っている」というイメージ持っている
ことです。履歴書や職務経歴書には退職済みであることは記載していましたが、面接で退職済みであることを伝えると驚いた顔をする面接官が多くいました。

私は、退職済みである方がすぐ次の会社に就職でき、印象が良いものかと思っていました。しかし、面接官にとっては「在職しながら転職活動をする」という考えがスタンダードになっており、プラスポイントではないようです。

一般的に、「離職期間(ブランク)は3ヶ月を超えると就職が厳しくなる」と転職エージェントの方から伺いました。平均的な転職活動期間は2〜3ヶ月であるなかで、それ以上ブランクがあることは何かしらの問題があるのではないかと考える場合があり、書類で落とされてします可能性が高くなるようです。

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私は日が経つにつれ「3ヶ月以内に就職しないとやばい」というプレッシャーが大きくなっていきました。看護師から一般企業への就職を目指しているのであれば、転職活動は難航すると考えられるため、在職しながら転職活動をした方が心の余裕を持てると思います。

 

そうは言っても、皆さんいろんな事情を抱えていると思うので、それぞれのメリットデメリットを書いていきます。私が実際に感じたことなので、ぜひ参考にしてみてください。

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退職してから転職活動を開始する

◎メリット◎

◎転職活動に専念できる
  • 転職活動に集中し、短期で転職先を見つけることができる
  • 書類作成・面接対策に時間をかけ、内容の濃いものにできる
  • 面接日を設定しやすい
  • 企業、転職エージェントとの連絡をスムーズに取れる
  • 仕事と両立しなくて良いため体力的・精神的に楽
◎休息できる

看護師さんの中には、職場・業務のストレスから抑うつ状態になってしまいすぐにでも辞めたいと考えている人もいると思います。そのような方たちはすぐにでも退職または休職し、休憩しましょう

仕事をしながら転職活動をすることはとてもハードです。また、転職活動のみでも体力と精神を削られます。一度しっかり休んでから転職活動をするのが効率的ですし、あなたのためになると思います。

雇用保険による失業給付などの制度を利用することができるので安心して休息できます(後日まとめます)。

×デメリット×

×転職活動がうまくいかない場合は離職期間が長期化する

看護師から一般企業に転職することはやはり難易度が高いため、転職活動は難航すると考えておいた方がいいでしょう。

先ほども述べたとおり退職を先にした場合は、3ヶ月以内を目安に次の就職先を見つけることが重要になってきます。ブランク期間が長期化するほど就職には不利になってくるため、なるべく早く就職先を見つけるに越したことはありません。

しかし、看護師として他の医療機関や老人ホームなどへの転職を考えている場合は、比較的転職しやすいので、退職してから転職活動を開始しても問題ないと思います

在職しながら転職活動する

◎メリット◎

◎期限を気にしなくていい

「あと何ヶ月以内に就職先を見つけなければ」というプレッシャーがないのはとても大きいです。もし転職活動がうまくいかなくても、もう少しスキルを磨いて期間を開けて再チャレンジすることができます。

×デメリット×

×転職活動に専念できない
  • 転職活動が長期化する可能性が高い
  • 書類作成・面接対策に時間をかけられない
  • シフトに合わせて面接日を設定しなければならない
  • 企業、転職エージェントへの連絡が疎かになりがち
  • 仕事と両立しなければならないので体力的・精神的にきつい

しかし、看護師はシフト制の所が多く平日休みも多いため、仕事しながらも面接日を平日に設定できるのは他の職種に比べるといいところですね。

休職しながら転職活動する

看護師さんの中には休職しながら転職活動をしている方が多いようです。「転職先が見つからなくても戻れる場所がある、それなのに仕事をせず転職活動に専念できる」のはとても魅力的ですよね。

しかし、休職には診断書が必要ですし、医師から診断書をもらえる程の状態で転職活動するよのは難しいと思います。

休職期間はきちんと体調を整えることを優先し、「退職後に全力で転職活動ができるような準備をする」ぐらいのスタンスが個人的にはいいと思っています。

まとめ

今回は、退職と転職活動どちらを先にすればいいのか話してきました。

精神的にもう無理だという人は退職してから転職活動を、その他の人は在職しながら転職の機会を伺うのがいいと思います。

それぞれのメリット・デメリットを参考にしながら、自分はどちらの方がいいのかぜひ考えてみてください。

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